今年の5月4日(みどりの日)からスタートして、全10回に渡り放送してきましたが、今回で最終回となりました。
最後は、最上地方で行われている「木質バイオマス事業」について紹介しました。
【最上町】
森林率84%の最上町で2005年からスギの間伐材をねんりょうとしての価値を持たせ、エネルギーとして利活用し、エネルギーの地産地消と循環型社会の実現を目指したバイオマスエネルギー地域システム化実験事業を行っています。
最上町には、550kW、700kW、900kWのボイラーが3基あり、病院、健康センター、老人集合住宅、老人保健施設、特別養護老人ホームの冷暖房と給湯に利用されています。
最上町のスギを活用しているチップ
ハウスでも利用されています。
お話しを伺った最上町交流促進課エネルギー産業推進室の阿部さんとパチリ
【新庄市】
新庄中核工業団地で、本格操業して約9か月経過した「もがみバイオマス発電」の本社、発電所を訪問しました。
木質バイオマスの発電出力は最大6,800kW。一般家庭の約1300世帯の使用電力に相当します。
燃料の調達は地元を原則に。森林組合や地元の企業の協力で供給してもらえるように広域サプライチェーンの構築を進めています。
また、地元から雇用創出も発電所設置の目的の一つ。100%地元採用。
発電所の外観
チップ工場。
このようなチップが作られて、燃料となります。
ボイラー棟の中。
カッコいい。。
お話しを伺った、もがみバイオマス発電の鈴木専務と細見課長。
森林大国の日本にとって、木質バイオマスはさらにきたされるエネルギー。
今後、どのように私たちの生活の中で活用されていくのか楽しみです。